「Webライターはどれくらい稼げるの?」
「Webライターの単価はどうやって決まる?」
「稼げるWebライターと稼げないWebライターの違いってなに?」
このような疑問をお抱えではありませんか?
Webライターとは、Webメディアに掲載する記事を執筆する仕事のこと。在宅で仕事できたり、副業としても取り組みやすかったりと、近年注目度が急上昇しています。
とはいえ、本当に安定した稼ぎが得られるのか疑問に思っている方も少なくないはず。
そこで、この記事では
- Webライターの報酬形態
- 単価を上げるための行動3選
- 高単価Webライターのマインドセット
- 稼げないWebライターの特徴
について詳しく解説します。
この記事を読めば、Webライターの報酬の決まり方や、伸び悩んだときにとるべき行動が分かるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、高単価Webライターとしての第一歩を踏み出してみてくださいね!
Webライターの仕事内容とは!概要を30秒でサクッと解説!
Webライターの仕事はズバリ、Web上の記事を執筆する仕事です。とはいえ、書くことだけがWebライターの仕事ではないのも事実です。
Web上の記事は、さまざまな工程を通過してできあがります。つまり、仕事の上流から下流まで幅広い範囲の仕事をこなさなくてはいけません。
Webライターの仕事の流れを上流から下流までかんたんにまとめると以下の通りです。
- 企画の提案
- リサーチ
- 構成作成
- 執筆
- 校正
- 文字装飾
- 画像選定
- 入稿
担当する仕事によって、クライアントから割り振られる仕事の範囲はまちまちです。
例えば、最初のキーワード選定から入稿まで全て任されることもあれば、執筆と構成だけ担当することもあります。
どの工程においても最終的な記事の完成を見据えて目的を持って仕事をする姿勢が必要です。
Webライターの単価を決める3つの報酬形態
Webライターの報酬はどのようにして決められているのでしょうか?ここでは、単価を決める3つの報酬形態について紹介します。
Webライターの仕事の単価は基本的に3つの報酬形態で決めらます。
- 文字単価
- 記事単価
- 時給単価
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.文字単価
文字単価の仕事は、1文字○○円で報酬が決まります。例えば、1文字0.5円で2,000文字の記事をクライアントに納品したら、1,000円を受け取れる報酬形態です。
文字単価の相場には、1文字0.1円~10円とかなり大きな開きがあり、記事の質や専門性の高さなどで決定されます。
仕事をお願いしたい人と仕事を受注したい人をつなげるクラウドソーシングサービスに掲載されている案件は、文字単価で報酬が決められているケースが多いです。
初心者ライターの場合は1文字0.5円~1.0円から受注を始め、スキルを高めつつ徐々に高い文字単価の仕事を受けていくことをおすすめします。
成果報酬型であるため、生産性が求められる報酬形態です。
2.記事単価
記事単価の仕事は、1記事あたり○○円で報酬が決まります。文字数と記事内容の質が基準を満たしているとクライアントが判断すれば、報酬が支払われます。
実績や専門性を持ち合わせているライターは、記事単価で仕事をしている場合が多いです。また、執筆以外の仕事も総合的に引き受ける際に、記事単価で報酬が決められるケースもあります。
例えば、構成作成から入稿までを任された場合、仕事の範囲は文字装飾や画像選定など多岐にわたります。
記事単価も文字単価と同様、成果報酬型の報酬形態です。
3.時給単価
時給単価は、1時間あたり○○円で報酬が決まります。アルバイトで働くときの給料の決まり方と同じです。
執筆以外の仕事も含めた総合的な業務に携わる際に、時給単価で報酬が支払われることが多いです。
執筆だけでなく、記事内容を編集したり他のWebライターに記事の方向性を指示したりするのも、スキルを積んだWebライターが任される仕事になります。
時給単価は文字単価や記事単価とは違い、時間報酬型の報酬形態です。
Webライターの報酬を仕事の難易度別に解説
Webライターの報酬額は記事の種類によって相場が大まかに決まっています。報酬額に差が生まれる理由は、記事によって作成する難易度に差があるからです。
Web上の記事は大きく分けると以下の4つに分類されます。
- モニター記事【難易度低】
- コラム記事【難易度中】
- 専門記事【難易度高】
- インタビュー記事【難易度高】
それぞれの記事を作成するのに求められる難易度の順に、仕事の内容や求められるスキルを見ていきましょう。
1.モニター記事【難易度低】
モニター記事は、自分の経験や感想を紹介する記事です。高いスキルや専門性を求められることが無いため、比較的単価は安くなる傾向にあります。
文字数にもよるものの、1記事500円程度が一般的な相場だと言えるでしょう。
難易度が低くなる要因として、以下のような理由が挙げられます。
- リサーチが必要ないから
- 高いライティングスキルを求められていないから
- 専門性を求められていないから
質より量を求められるのも、モニター記事の特徴です。Webライターとして本格的に稼いでいきたいのであれば、モニター記事よりも難易度が高いコラム記事や専門記事に力を注ぐことをおすすめします。
2.コラム記事【難易度中】
コラム記事は、所定のテーマに沿って役に立つ情報を読者に提供する記事です。安くても文字単価0.8円程度で発注されることが多く、ジャンルによっては文字単価5円を超える場合もあります。
必要に応じてリサーチが必要になるのはもちろん、自分が実際に経験したことの中で役に立つ情報を分かりやすくまとめる仕事です。得意分野を活かすのであれば、コラム記事の案件から始めるのがおすすめです。
クライアントが求めている記事の品質によって、文字単価や記事単価が大きく変動します。
3.専門記事【難易度高】
専門性が高い記事を執筆できれば、文字単価や記事単価も上がります。あるジャンルにおいて、信頼性の高い情報を書けるライターが少ないと判断されると、報酬も高く設定されるのです。
医師や弁護士などの特定の資格が必要になる職業に従事した経験のある方は、それだけで専門性があると見なされます。実績として、積極的にアピールしていきましょう。
例えば、医療ジャンルの記事執筆の場合は文字単価3円以上で、記事単価にすると1万円が相場になります。専門記事は実績が無いと受けられないレベルです。
現段階で自分の中に専門性は無いと思った方は、過去の職歴や大学や専門学校のときの専攻なども視野に入れて考えてみましょう。
自分の持っている知識を必要としているクライアントは、意外にも存在するものです。
4.インタビュー記事【難易度高】
インタビュー記事の執筆は、文章を書くこと以外の業務やスキルが求められます。
インタビュー記事を作成する際に必要な業務には、取材先への移動や記事に使う写真の撮影などがあります。
また、取材ターゲットと会話する中で読者の方が興味をそそられるエピソードを聞き出さなくてはならないため、コミニュケーションスキルも大切です。
相場は、文字単価にして6円~20円程度になることも。他のタイプの記事と比べて文字単価が非常に高くなっているのは、業務量が多くなるからです。
1人で黙々と文章を書くだけではなく、人との会話も業務に取り入れたい方はインタビュー記事の作成も目指してみましょう。
Webライターが単価を上げるためにするべき3つのこと
フリーランスのWebライターは自分で仕事を獲得し報酬を上げていく必要があります。ここでは、Webライターが報酬を上げるためにやるべきことを3つ紹介します。
- 得意ジャンルを持つ
- 応募数を増やす
- クライアントのニーズを先取りする
Webライターの仕事に興味のある方は参考にしてみてください。
1.得意ジャンルを持つ
ライターとしての希少価値を高めるには、得意ジャンルに特化することが効果的です。高い専門性を持って記事を執筆できることは、Webライターとしての競争力を高めます。
専門性の高い記事を同じレベルで執筆できるライターが他に見つからなければ、クライアントとの契約は継続的になるでしょう。
とはいえ「私、資格が無いから専門性なんて持ってない…」と考えてしまう方も少なくないはず。「資格がない=専門性がない」とは一概にいえないということを頭に入れておきましょう。
知識が一般の人より豊富であるだけで、読者の方に喜ばれる記事を書ける可能性はあるのです。
あまり難しく考えずに、自分の好きなことや興味のあることを得意ジャンルとして伸ばしていきましょう。
2.応募数を増やす
現時点で担当している案件よりも、条件の良い案件に応募することをおすすめします。たくさん応募して試行回数を増やさなければ、なかなか新規案件の獲得にはつながりません。
応募した全ての案件が通過する可能性はとても低いため、受注量が増えすぎることを心配する必要もないでしょう。万が一、案件数が増えすぎてしまったら丁重にお断りすれば問題ありません。
レベルの高い案件の業務量を増やし、経験をたくさん積むことがWebライターとしての収入を増やす近道です。
3.クライアントのニーズを先取りする
クライアントの隠れたニーズを察して仕事を進めれば、自ずと単価は上がります。
隠れたニーズに気づくためのポイントは以下の通りです。
- 自分が執筆した記事を確認する
- 積極的に業務について提案していく
- クライアントが裏で行っている仕事がないか分析する
記事が掲載されているメディアを確認することで、修正が施されているかどうか確認できます。修正されている点があれば、次回以降の執筆に生かしていきましょう。
また、納品時の記事の状態と掲載されている記事の状態を見比べることで、クライアントが裏で行っている仕事が分かります。自分が対応できそうな仕事があれば、積極的に巻き取っていきましょう。
記事の内容について提案するのもクライアントから喜ばれます。主体的に動いてくれるライターは信頼も勝ち取りやすいのです。
高単価Webライターが持っている2つのマインドセット
単価の高いWebライターはどのように仕事を進めているのでしょうか?
ここでは、高単価Webライターが持っている2つのマインドセットを紹介します。
- クライアントを不安にさせない
- ライターとしての強みをアピールできる
それぞれ見ていきましょう。
1.クライアントを不安にさせない
クライアントを不安にさせないことは、Webライターとして稼いでいく上で非常に重要です。なぜなら、クライアントを不安にさせてしまうと、継続の案件がもらえなくなる可能性があるからです。
そのため、高い収益を上げているWebライターはクライアントを不安にさせるような行動は極力とらないようにしています。
具体的には、以下の行動がクライアントを不安にさせる行動として挙げられます。
- 連絡が滞る
- クオリティにムラがある
- 納期を守らない
連絡がこまめで記事の質が安定しているライターは、それだけで信頼を獲得しやすくなるのです。
2.ライターとしての強みをアピールできる
アピールできる実績を持っていても、クライアントに伝えられなければ案件の獲得競争において不利になってしまいます。自分の実績を成果物の形で整理し、いつでもアピールできるよう準備しておきましょう。
アピールできる実績には、以下のものがあります。
- 記名記事
- 自分で運営している個人ブログ
- 検索順位
- クラウドソーシングサービスの実績や評価
- 職務経歴
クライアントが求めるスキルや人物像に少しでも当てはまるものがあれば、過去の実績を上手にアピールしていきましょう。
稼げないWebライターが陥りがちな3つの罠
なかなか収益が上がらないWebライターがつまづくポイントは共通しています。
ここでは、収益が上がらないときに見直すべき3つのポイントを紹介します。
- 低単価の案件にしか応募していない
- クライアントのニーズをつかみ切れていない
- ライティングスキルの向上を後回しにしている
これら3点を見直すことで、仕事の単価が上がっていくことでしょう。
1.低単価の案件にしか応募していない
スキルや実績が高くても、案件の単価が低いと稼ぐことはできません。スキルや実績がついてきたら、積極的に高単価案件にも挑戦していくことが大切です。
高単価案件は求められる記事の質が高くなります。クライアントが求めるレベルにまで仕事の質を上げることで、スキルアップにつながります。
たくさん書いているのに思うように稼げない方は、高単価の案件を獲得するようにしましょう。
2.クライアントのニーズをつかみ切れていない
クライアントが何を求めているのかを把握できないと、継続案件をもらいにくくなります。フィードバックを参考に、自分が担当する仕事に何を求められているのか把握するようにしましょう。
クライアントの意向をつかめないまま記事を納品してしまうと、案件によってはフィードバックももらえないまま契約が打ち切りになってしまうことも珍しくありません。
どのような成果物を納品したらクライアントに喜ばれるのかを考える目線を持ちましょう。
3.ライティングスキルの向上を後回しにしている
ライティングスキルはWebライターとして働く上で欠かせないスキルです。
初心者Webライターが陥りがちな失敗として、大量執筆に集中するあまり、スキルを上げるための行動をとっていないことが挙げられます。
スキルを上げるための行動をしなければ、なかなか単価は上がりません。
ライティングスキルを向上させるためには、フィードバックをもらえる環境に身を置くことが大切です。
例えば
- ライタースクールに参加する
- フィードバックのある案件をうける
などの行動をとって、スキルの向上を図りましょう。
Webライターの報酬は努力次第で上げられます。
ぜひこの記事を参考に、Webライターとして満足のいく報酬を獲得してみてくださいね!