「Webライターって本当に稼げるの?」
「稼ぐためにはどんなことを意識すれば良い?」
「稼げないWebライターの特徴を教えて」
そんなお悩みにお答えしていきます。
Webライターは、未経験でも始められる人気の職業です。しかし、始めやすい反面、稼げずにやめていくライターも少なくありません。
このままWebライターとして稼げない時期が続くことに不安を抱えている人も多いのではないでしょうか?
また、稼げないという噂を聞いたため、なかなか始められない方も多いはず。
そこで、この記事では
- Webライターの稼げる原理
- Webライターが稼げないと言われている理由
- 稼げない・稼いでいるWebライターの違い
- Webライターが単価を上げるコツ
と、稼げないWebライターについて詳しく解説します。
ぜひ、この記事を参考に稼げないWebライターを卒業し、単価を上げていってみてください!
そもそもWebライターって?稼ぐ原理をサクッと解説
Webライターとは、ネットの記事などを書いた報酬としてお金をもらう仕事です。
Webライターはネット記事を書き、クライアントの製品販売を促進させたり、アフィリエイトリンクへ誘導したりすることで、利益をもたらし報酬を受け取ります。
主な仕事内容は、以下の通りです。
- ECサイトの商品の説明文
- アフィリエイトブログの執筆代行
- 企業のWebサイトのコラム記事制作
- Twitter運用代行
- Lステップ構築
Webライターの仕事の多くは、時給ではなく「記事単価」「文字単価」で決まることが多いです。
当然、クライアントに多く利益をもたらせるような記事やコンテンツを提出できれば単価は上がっていきます。
始めのうちは、クライアントに利益を出せるような記事が書けなくて案件を切られてしまうことも。
とはいえ、未経験OKのような案件は発注者がしっかり記事のチェックをしてくれたり、マニュアルを用意してくれたりするので、初心者でもどんどん仕事を応募していきましょう。
未経験からWebライターの始め方については、関連記事「【未経験OK】副業Webライターの始め方を8ステップで解説!スキルを上げるコツを伝授」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
Webライターが稼げないと言われている理由3選
月に数十万、数百万と稼ぐWebライターも見かけますが、稼げないと口にする人の方が圧倒的に多いです。
こちらでは、Webライターが稼げないと言われている理由について、以下3つの項目で解説していきます。
- 単価の安い案件が多い
- 労働集約型の仕事
- 初めのうちは時給に見合わない
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.単価の安い案件が多い
初心者向けの案件は、単価が著しく低い傾向のため、稼ぎにくいです。未経験では、クライアントに価値提供がしにくいため、単価が低く設定されています。
大手クラウドソーシングサイトのクラウドワークスにて、0.5円以下のライティングの案件を検索したところ、18,790件見つかりました(2021年12月時点)
Webライター未経験の相場は文字単価0.8円〜1円前後のため、0.5円以下の案件は相場を大きく下回っています。
そのため、初心者Webライターは稼げないと感じる方が少なくありません。また、単価が低い案件は悪質な案件が多いため、注意が必要です。
悪質な案件の見分け方や対処法については、関連記事「【知らないと危険】クラウドワークスってやばい?悪質な案件の見分け方と対処法を伝授 」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.労働集約型の仕事
Webライターは労働集約型の仕事です。副業ライターのように時間が取れないワーカーでは、大きく稼ぎにくいです。
ブログやYouTubeのように、投稿をやめても収益が発生する資産性が高い働き方と違い、記事を書く本数を減らせば収入は減り、書かなくなれば収入はゼロになってしまいます。
しかし、記事を書けば収益を発生させるのは難しくないです。未経験で始めやすい一方、労働に対しての収入が低いため、稼げないと感じる方が多い傾向にあります。
3.始めのうちは時給に見合わない
初心者Webライターの時給は極めて低単価。始めのうちは執筆に時間がかかり過ぎてしまうためです。
Webライターの報酬は時給ではなく「文字単価」や「記事単価」で決まることが多いです。そのため、記事執筆に時間をかけるだけ時給は低くなっていきます。
実際に文字単価0.5円の5,000文字の記事を執筆する際、記事単価は2,500円です。執筆に5時間かかった場合、時給は500円。仕事を探す時間やクライアントとのやりとりの時間を考えると時給はもっと低くなります。
初心者Webライターが時給を計算したら、100円より低かった…という話は少なくありません。
稼げないWebライターの特徴5選
実際に稼いでいるライターと稼げないライターには、どのような違いがあるのでしょうか?
こちらでは、稼げないライターの特徴について、以下5つの項目で解説していきます。
- ライティングスキルが低い
- 継続案件がない
- マニュアルを読まない
- 誤字脱字が多い
- FBを活かさない
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.ライティングスキルが低い
Webライターは文章を執筆する仕事のため、ライティングスキルの低いライターは稼げません。
基本的なライティングスキルがなければ、クライアントがポートフォリオを確認した際に「読みにくい」「わかりにくい」と思われ採用されないためです。
記事を書くときに必要なライティングスキルとして、以下のようなものがあります。
- 見出しの使い方「h2」「h3」など
- 同じ単語を重複させない
- PREP法
分からない方は、書籍や動画サービスを利用した勉強がおすすめです。
おすすめの書籍については、関連記事「【強化書】Webライターにおすすめの本16選!独学するなら書籍で知識をつけよう」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.継続案件がない
継続案件がないライターは稼ぎにくいです。
稼ぎにくい理由として、以下のようなものがあります。
- 仕事探しに時間がかかる
- クライアントと信頼関係を構築しにくい
- フィードバックを受けられない
以下の表は、文字単価が高い単発の仕事より文字単価が低くても継続した仕事の方が、時給が高くなる可能性があることを表しています。
継続案件 | 文字単価 | 文字数 | 記事単価 | 執筆記事数 | 執筆時間 | 仕事探し時間 | 月の報酬 | 時給 |
あり | 0.7円 | 5,000文字 | 3,500円 | 月5件 | 計25時間 | なし | 17,500円 | 700円 |
なし | 1円 | 5,000文字 | 5,000円 | 月5件 | 計25時間 | 計15時間 | 25,000円 | 625円 |
始めのうちは、なかなか採用されず仕事探しに時間がかかります。
そのため、継続案件がないライターは稼ぎにくくなってしまうでしょう。
3.マニュアルを読まない
マニュアルを読まないライターは、仕事を継続してもらえないため稼ぎにくいです。
マニュアルはクライアントが最低限守ってほしいルールブックです。経験の浅いライターもマニュアルを守ることで記事の質が確保されます。
また、マニュアルにはクライアントのノウハウが詰まっているため、ライターとしてレベルアップする機会を逃しています。
マニュアルを読まず、クライアントの求める記事を執筆できないライターは稼げないでしょう。
4.誤字脱字が多い
誤字脱字のような簡単なミスが多いライターは、クライアントからの印象が悪いです。
雑な仕事をして、適当な記事を納品していると思われてしまいます。
特に、医療系や金融系の記事は読者に内容を信頼されなければいけません。誤字脱字が多い記事は信憑性が低く、アクセス数にも影響するためクライアントに好まれません。
また、記事のチェックや修正する手間が増えるため、クライアントの時間を奪ってしまいます。
誤字脱字は、執筆記事の見直しでミスを減らせます。提出前には自己チェックし、クライアントの手間を減らしましょう。
5.フィードバックを活かせない
フィードバックを次に活かせないライターは、レベルアップできないため、継続して稼げません。
ライターは記事執筆後にクライアントから、修正箇所などのフィードバックを受けることがあります。
ワーカーが執筆した記事に対して修正箇所を指導してもらえるため、メリットしかありません。
フィードバックを次回以降の記事に活かせないライターは、レベルアップしていけないので、大きく稼いでいくのは難しいです。
また、クライアント側もフィードバック作成には時間がかかっています。フィードバックを活かせないライターは、フィードバックを受けられなくなってしまう可能性や、継続案件を打ち切られるケースも少なくありません。
稼いでいるWebライターの特徴5選
副業でも本業でも稼いでいるライターには、どのような特徴があるのでしょうか?
こちらでは、稼いでいるライターの特徴について、以下5つの項目で解説していきます。
- 常にスキルを磨いている
- 仕事が丁寧
- 高い専門性がある
- SEOの知識があり、実践できる
- WordPressの知識がある
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.常にスキルを磨いている
スキルの高いライターは可能な業務内容が増えるため、単価が高いです。
ライターには基本的な文章力のほかに
- リサーチ力
- 情報をまとめる力
- 分かりやすく、みやすい文章を書く力
などが必要です。また、ライティングの種類もさまざまあります。
- コピーライティング
- セールスライティング
- SEOライティング
ライティングは勉強しただけでは身につきません。勉強後、文章を書かなければレベルアップは難しいです。
継続してスキルを磨けるライターは希少。スキルを持っているライターには、クライアントが高い報酬を支払います。
2.仕事が丁寧
個人で稼いでいくためには、丁寧な仕事が求められます。
- 文章作成
- 図や表の作成
- 構成作成
これらのような作業を丁寧に行う他にも
- メッセージの返信
- 余裕を持った記事の提出
- サイトへの提案
などのソフトスキルも充実したライターは、クライアントに頼りにされます。
ライターは参入障壁が低い分、仕事が雑なワーカーが少なくありません。丁寧な仕事を行えることは大きな武器と言えるでしょう。
3.高い専門性
ライターとして、専門性の高いジャンルを1つでも持っていると単価が上がりやすいです。
専門ジャンルを持つことで、他のライターより濃い内容を書けるため自然と単価が上がります。
- 不動産
- 金融
- 医療
- 美容
- 転職
このようなジャンルは、需要が比較的高いため専門性を高めると文字単価が2円〜3円の仕事が無くなりません。
医療従事者や不動産会社に勤務している人など、経験のある人は採用されやすいので、積極的に狙っていき専門性をより高めていきたいですね。
4.SEOの知識があり、実践できる
SEOを意識した記事の執筆ができると、記事単価は上がります。
そもそもSEOとは、検索エンジン最適化のことです。簡単に言うと、Googleで検索した際に記事を上位表示させる技術。
SEOのスキルがあれば執筆した記事を上位表示させられるため、記事をたくさんの人に読まれます。そのため、単価が上がっていきやすいです。
また、文章力は抽象的な評価しかできませんが、SEOは検索順位が数字で出るため評価されやすく、単価交渉がしやすいメリットもあります。
5.WordPressの知識がある
稼いでいるライターにWordPressの操作ができない人は、ほとんどいません。
WordPressはインターネット上に存在するウェブサイトの約4割を締めている人気のソフトウェアとなっています。
ライターが執筆する記事は、WordPressを利用したものが多いです。そのため、WordPressの基本操作ができると執筆から入稿までできるため、クライアントの手間が減少するでしょう。
クライアントの手間を減らせるライターは単価が上がりやすいため、結果として稼げます。
初心者Webライターが単価を上げるコツ4選
ライターとして単価上げるにはどうすれば良いのでしょうか?
こちらでは、初心者Webライターが単価を上げるコツについて、以下4つの項目で解説していきます。
- 作業量を増やして実績を作る
- ブログを執筆する
- SEOを深く理解する
- フィードバックとマニュアルは必ず守る
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.作業量を増やして実績を作る
記事をたくさん書き実績を提示することで採用されやすくなります。
ライターは記事を執筆すればするほど、成長していきます。
また、執筆した記事はクライアントにフィードバックをもらえるため更なるレベルアップが可能。
フィードバックされた内容を活かすことで、新規記事の案件が採用されやすく徐々に高単価案件も採用されていきます。
そのため、始めのうちはとにかく執筆記事数を増やしていき、受注率アップと単価アップを目指しましょう。
2.ブログを執筆する
WebライターとしてWordPressブログはレベルアップに最適です。ブログを開設すると、様々なメリットがあります。
- クライアントに実績を提出できる
- WordPressの操作に慣れる
- 別の収入源を得られる
- SEOや記事作成の練習(実践の場になる)
自身のブログでWordPressの操作に慣れておけば、基本操作を求められる案件の採用率もアップします。
また、ブログ記事をポートフォリオにすると、誰も記事を修正していないため、クライアントはライターの実力を把握できます。
クライアントとライターのミスマッチを避けられるため、仕事もやりやすいですね。
3.SEOを深く理解する
SEOのスキルは稼いでいるライターの必須スキルです。
SEOを学ぶためには書籍や動画でインプット後、自身のブログにてアウトプットしましょう。
自身のブログで上位表示できれば、実績としてクライアントに提出し高単価案件も受注できるようになります。
SEOを実践できるライターは希少です。クライアントに重宝されるため、基礎知識だけでも身につけましょう。
4.フィードバックとマニュアルは必ず守る
クライアントから渡されるマニュアルなどのルールは必ず守りましょう。
初心者ライターに求められるものは文章力ではありません。マニュアルやフィードバックを記事に活かしていきレベルアップできるライターをクライアントは求めています。
フィードバックを活かせるライターは、どんどんレベルアップしていくため記事の質が上がり単価アップに繋がります。
クライアントから受けたフィードバックはメモして、その後の記事に活かしましょう。
ぜひこの記事を参考に稼げないライターの特徴を把握し、Webライターとして単価アップしていってみてください。