「Webライターって大変なの？」
「本当に未経験から始めて稼げるようになる？」
「私はWebライターはやめといた方がいい？」
このような疑問にお答えしていきます。
Webライターは、インターネット上の記事を書く仕事。パソコンとWi-Fi環境さえあれば参入できるため、副業・ノマドなどに好まれています。
しかし「Webライターはやめとけ」という声があるのも事実。良い面だけでなく、悪い面も知っておくことで、正しい行動を選択でき成果につながりやすくなるでしょう。
そこで、この記事では
- Webライターはやめとけと言われる理由
- Webライターに向いていない人・成功する人の特徴
- Webライターになりたい人がとるべき4つの行動
について詳しく解説します。
さらに、Webライターという仕事のリアルや、初心者が稼ぐためにすべきことを紹介。
ぜひこの記事を参考に、正しい情報を得てからWebライターにチャレンジするかどうか決めてみてくださいね！
Webライターはやめとけと言われる理由5選
Webライターは誰でも気軽に始められるというメリットがある反面「やめておいた方が良い」という否定的な意見が存在するのも事実です。
ここでは、Webライターという働き方に対して、ネガティブな意見が上がる理由を5つ紹介します。
- 安定的に仕事を受注できない
- 低単価の案件に消耗してしまう
- スキルが身につく案件に出会えない
- 興味が薄いことでも書かなくてはならない
- Webライターを始めたばかりの頃は稼げない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【やめとけと言われる理由1】安定的に仕事を受注できないから
Webライターを始めたばかりの頃に直面する問題が、仕事の量が安定しないことです。
会社員で仕事をする場合は、案件を獲得するために営業という部門が用意されていることが多いです。一方、フリーランスのライターの場合は自分で案件を取りに行かなくてはなりません。
初心者Webライターの場合は、10の案件に応募しても、1つ返事が来るかどうかという状況に陥ることもしばしば。仕事が安定しない原因は、スキルと実績が不足していることが挙げられます。
Webライターを始めて数カ月は、案件が安定しないことは仕方がないことだと割り切って、目の前の仕事に全力で取り組みましょう。そうすることで、徐々にクライアントから継続案件を任せられるようになり、仕事の量が安定していきます。
【やめとけと言われる理由2】低単価の案件に消耗してしまうから
単価の低い案件ばかりを受注していては、Webライターとしての収益は増えていきません。
なぜなら、価格が安い案件でたくさん記事を納品しても、時給で換算すると伸びしろに限界があるからです。
例えば、1文字0.5円の記事を1時間1,500文字で執筆しても、時給にすると750円になります。一方、1文字2円の記事を同じスピードで執筆すると、時給は3,000円に跳ね上がります。
たくさん書けるのは重要なスキルではあるものの、高単価案件を受注した方がコストパフォーマンスが良くなる場合が多いです。そのため、現状の案件よりも高単価な案件に挑戦していくという目線も大切になります。
【やめとけと言われる理由3】スキルが身につく案件に出会えないから
「高いスキルが必要な仕事は、応募しても落ちるだろう」と考えて、かんたんな仕事ばかり受けていると、Webライターとしてのスキルが停滞してしまいます。
例えば、RPGのゲームでは主人公のレベルを上げるために、今のエリアよりも強い敵がいるところへ移動していくのが普通です。Webライターの場合も同じで、いつまでも簡単な案件を受注していては、ライターとしてのレベルは伸び悩んでしまいます。
ある程度のレベルに達したら、さらに高いレベルが求められる案件で仕事をした方が早く成長できます。積極的に難しい案件へと挑戦していくことが、スキルアップへの近道だと言えるでしょう。
【やめとけと言われる理由4】興味が薄いことでも書かなくてはならないから
Webライターは、興味のないことについても、リサーチして執筆しなくてはいけません。関心が薄いことを徹底的に調べることは大変ではあるものの、しっかりリサーチをして正確な情報を記事に掲載することは大切です。
なぜなら、Web上の記事には情報の信憑性が求められるからです。興味がないからと言って、よく調べもしないまま、定かではない情報を記事に載せてはいけません。
記事の内容に興味が薄い場合でも、しっかり調べて記事を書く姿勢が求められます。
【やめとけと言われる理由5】Webライターを始めたばかりの頃は稼げないから
すぐに稼げるようになると考えてWebライターを始めると、理想と現実のギャップに苦しむことになるでしょう。
Webライターは誰でもかんたんに始められるという性質上、スキルのないライターの数が多くなっています。そのため、初心者のWebライターはその他大勢のライターとの案件獲得競争を強いられるのです。
結果として、案件をとれなかったり、低単価の案件に疲弊したりする状況が生まれてしまいます。
初心者ライターが稼げるようになるには、他のライターにはない強みが必要です。ライティングスキルを磨いたり、すでに持っている専門性を武器にしたりすることで、差別化を図りましょう。
強みを明確にすることで、稼げない時期を乗り越えられます。
【Webライターはやめとけ】向いていない人の特徴4選
Webライターに向いていない人はどのような特徴があるのでしょうか？
ここでは、向いていない人の特徴を4つ紹介します。
- 文章を書くことが辛い
- すぐに稼げるようになると思っている
- リサーチするのが嫌い
- 自分で考えて行動できない
Webライターに向いている人の特徴と比較しつつ解説するので、自分の特徴と照らし合わせながら見ていきましょう。
1.文章を書くことが辛い
文章を書くことが辛い作業だと感じてしまう方は、Webライターの仕事は避けた方が良いでしょう。反対に、書くことが嫌いではない人は、Webライターの適性はあると言えます。
自分が持ち合わせている専門分野の知識や詳しくリサーチした内容を、文章に分かりやすくまとめることが、Webライターの仕事です。
文章でアウトプットすることが面白いと感じる人は向いているといえるでしょう。一方、コツコツ文章を組み立てることが嫌いな人にはWebライターは辛い仕事になってしまう可能性があります。
2.すぐに稼げるようになると思っている
Webライターは、誰でもかんたんに始められる一方、稼げるようになるためにはそれなりの努力が必要になります。
始めてすぐに本業収入の半分から同等程度の収益を目指そうとすると、気持ちの面で苦しくなってしまい、長くは続かないでしょう。
最初はほとんど稼げなくても、続けていればライターとしての収益は少しずつ増えていきます。執筆できる記事の専門性が深くなったり、記事の質を改善したりすることで、徐々にWebライターとしての収益は伸びていくのです。
ライターを始めたばかりの頃は、1,000円を稼ぐのに半日以上かかってしまうのも決して珍しいことではありません。
Webライターを始めて数ヶ月から1年は、たくさん稼ぐことにこだわらないことが気楽に続けるためのコツです。
3.リサーチするのが嫌い
1つの物事について、詳しく調べることが嫌いな人はWebライターの仕事は向いていないでしょう。なぜなら、Web上の記事には、情報の信憑性が求められているからです。
読者の気持ちを惹きつけるような面白い記事が書けたとしても、記事内容の事実確認を怠ってしまっては元も子もありません。つまり、記事を執筆をする前に正しい情報を準備するためのリサーチが必要になるのです。
公式サイトや論文などの信憑性が高いソースから情報を集める作業を苦痛に感じる方は、Webライターの仕事は辛く感じる可能性が高いでしょう。反対に、調べることが嫌だと感じない方は適性があると言えます。
4.自分で考えて行動できない
主体的に行動できない人は、フリーランスのWebライターとして仕事をするのは向いていない可能性があります。なぜなら、仕事の取り方やクライアントとのやりとりに至るまで、全てにおいて自分で決めなくていけないからです。
会社員に比べると自由度は大きい分、失敗したときの責任も全て自分にかかってきます。クライアントが要求するレベルの記事を納品できなければ、次回から仕事がもらえないというプレッシャーに打ち勝っていく精神力が求められます。
反対に、トライアンドエラーを繰り返して改善することが楽しいと感じる方には、最適な働き方になるでしょう。Webライターで成功するかどうかは、自分なりに方向性を見出して行動できるかどうかが鍵になります。
やめとけと言われてもWebライターで成功する人の特徴3選
Webライターの仕事で安定して高収入を得ている人たちには、どのような特徴があるのでしょうか？
ここでは、Webライターで成功する人の特徴を3つ紹介します。
- 専門分野を持っている人
- 好奇心旺盛な人
- スキルアップに余念が無い人
詳しく見ていきましょう。
1.専門分野を持っている人
専門分野を持っている人は、既にWebライターとしての強みがある状態です。そのため、このタイプの人は比較的早い段階でWebライターとして成功できる可能性があります。
なぜなら、他のライターとの差別化が図れるため、クライアントから専門的な記事作成の依頼を受けやすくなるからです。
また、自分が持っている専門性に気付くことも忘れてはいけません。
「私には専門性がない」と思っていても、誰でも1つや2つくらい詳しい分野はあるものです。
自分が人よりも詳しいジャンルに気がつくことは、Webライターとして稼げるようになるための近道だと言えるでしょう。
2.好奇心旺盛な人
いろいろな事柄に対して積極的に知りたがる人は、Webライターの仕事を楽しみながら取り組んでいる傾向があります。Webライターに限らず、どのような分野であっても楽しみながら仕事に取り組む人には勝てません。
Webライターに求められる力として「ライティング力」の他に「リサーチ力」が挙げられます。好奇心旺盛な人はリサーチ力が高い傾向にあるため、信憑性の高い記事を執筆できるのです。
また、好奇心旺盛な人はどんどん知識を吸収していくので、専門性を高めやすいという傾向もあります。専門知識は即戦力になるため、競争力が高いWebライターになれるのです。
3.スキルアップに余念が無い人
現状のライティングスキルに満足しないことは、Webライターで成功するため人の特徴だと言えます。
また、ライティングスキルだけでなく、仕事に対する考え方も日々ブラッシュアップしていくことで、より高い記事を納品できるようになるでしょう。
結果的にクライアントから喜ばれて、報酬が上がることにもつながりやすいです。仕事の幅を広げたり、記事の質を高めるためにもスキルアップは貪欲に行っていくべきだと言えます。
Webライターのスキルアップにつながる良書は、関連記事「【強化書】Webライターにおすすめの本16選！独学するなら書籍で知識をつけよう」で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください！
やめとけと言われてもWebライターになりたい人がとるべき4つの行動
Webライターに挑戦したい人が最初の数ヶ月～1年で取り組むべき行動を4つ紹介します。
- 多くの案件に応募する
- 執筆速度を上げる
- ライティングスキルを向上させる
- クライアントにアピールできるポートフォリオを作る
詳しく見ていきましょう。
1.多くの案件に応募する
Webライターを始めて間もない頃は、たくさんの案件に応募しましょう。ライティングの案件は、仕事を頼みたい人と仕事を受注したい人を仲介する、クラウドソーシングサービスで見つけられます。
代表的なクラウドソーシングサービスに以下の2つが挙げられます。
Webライティングの仕事を受注したい方は、少なくともどちらか一方には登録しておくと良いでしょう。
案件に応募する際の注意点は、低単価過ぎる案件は避けることです。文字単価0.5円以下の案件は、精神的にも体力的にも消耗するのでおすすめしません。
まずは、自分の好きなジャンルや得意なジャンルの案件から応募してみましょう。
2.執筆速度を上げる
執筆速度を上げることで、作業効率が上昇します。仕事をこなす量が増えれば、経験値も実績も身に付くため、書く速さはWebライターにとって大切なスキルです。
執筆速度を上げるコツは、型に沿って論理を構成することです。
例えば、有名な文章の型にPREP法があります。
- P（結論）章で最も伝えたいことを明示する：初心者Webライターの勉強には本がおすすめです。
- R（理由）結論に説得力を持たせる理由を紹介する：なぜなら、網羅的な情報を手頃な価格で手に入れられるから。
- E（例示）具体的な例を使って理由の補足説明をする：実際に、月収100万円以上稼ぐライターのエッセンスを、ランチ1回分くらいの費用で学べます。
- P（結論）再度、結論を明示する：これからWebライターを目指す方は、まずは初心者向けの本から学習をスタートさせてみてください！
型通りに文章を組み立てることで迷いなく執筆できるため、文章を書くスピードが速くなる効果が得られます。
3.ライティングスキルを向上させる
ライティングスキルを向上させることは、Webライターとして働く上で欠かせません。
Webライターが求められるライティングスキルは日本語能力の他に、SEOやWordPressの知識などがあります。
SEOはキーワードを検索したときに、特定のサイトを上位に表示させるための技術です。また、WordPressはコンテンツを管理するシステムのことを指します。
Webライターの記事はWeb媒体で公開されるため、情報系の知識が必要です。Webライターのライティングスキルは、文章作成能力に加え、SEOやWordPressの知識も必要になることを押さえておきましょう。
4.クライアントにアピールできるポートフォリオを作る
ポートフォリオとは、自分の経歴や過去の実績などがまとめたものを指します。
クライアントにアピールできるポートフォリオを持っておくと、営業力が強くなるため、初心者ライターこそ準備しておくと良いでしょう。
ポートフォリオに盛り込むのは以下のような項目です。
- 経歴
- 実績
- サンプル記事
- 参考単価
ポートフォリオの作り方については、関連記事「【例文あり】Webライターのポートフォリオの作り方3ステップ【未経験こそ準備しておこう】」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください！
「Webライターは稼げない」と言われることがありますが、稼げないことで苦労するのは、はじめの数ヶ月から1年です。日々改善しながら取り組めば稼げるようになります。
「Webライターはやめとけ」という言葉を真に受けないで、まずは週末の数時間だけでもWebライターに取り組んでみてくださいね！
