「Webライターのポートフォリオって?」
「Webライターのポートフォリオの作り方を知りたい」
「未経験のポートフォリオは何を書けばいい?」
そんなお悩みにお答えしていきます。
そもそもポートフォリオとは作品集・実績一覧という意味で使われます。Webライターとして仕事を受注する際にも、ポートフォリオが求められる場合が多いです。
というのも、クライアントはできるだけ優秀なライターに執筆してもらいたいから。ポートフォリオの内容によってクライアントからの採用率は大きく変わります。
しかし、過去に執筆した実績がない未経験ライターはポートフォリオに載せる記事が無く、何を書けば良いか分からない方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では
- Webライターのポートフォリオとは
- ポートフォリオの作成手順・掲載内容
- ポートフォリオ作成にあたり知っておくべきこと
と、Webライターのポートフォリオについて解説します。
ぜひこの記事を参考に、魅力的なポートフォリオを作成してみてください!
Webライターのポートフォリオとは?必要性についてもサクッと解説
そもそもWebライターにポートフォリオは必要なのでしょうか?
こちらではポートフォリオについて、以下2つの項目で解説していきます。
- ポートフォリオとは
- ポートフォリオの必要性
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.ポートフォリオとは
Webライターのポートフォリオとは、実績を示すための作品集です。
クライアントにライターとしての実力を知ってもらうために、過去の執筆記事やブログの記事を掲載します。
もともとは、デザイン業界で仕事を受注する際にクライアントへ提出していました。
しかし最近では、ライターやプログラマーでもクライアントへ実力を把握してもらうため、ポートフォリオが使われています。
ポートフォリオは強力な仕事獲得ツールになります。個人で稼いでいくためには、ポートフォリオをしっかり作り込みましょう。
2.ポートフォリオの必要性
実績の少ない初心者ライターほど、ポートフォリオは必要です。
Webライターのポートフォリオは以下のような場面で使用されます。
- クラウドソーシングやTwitterなどの案件に応募する
- ライターとして就職・転職する
質の高いポートフォリオを準備すると、採用されやすく仕事の依頼が後を断ちません。
また、ブログやSNSに載せることで、案件に応募せずに仕事の依頼が来る可能性もあります。
ポートフォリオを活かして、クライアントに自身の実力を知ってもらいましょう。
Webライターのポートフォリオを作る方法!かんたん3ステップ
ポートフォリオを作るためにはどのような手順があるのでしょうか?
こちらでは、ポートフォリオの作り方について、以下3つの項目で解説していきます。
- サイトを開設
- 複数記事の執筆
- ポートフォリオ記事を作成する
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.サイトを開設
まずは、ポートフォリオを執筆するためのサイトを開設します。
Webライターがポートフォリオとして使用するおすすめサイトは以下の通りです。
- WordPress
- Amebaブログ
- はてなブログ
- Word
- Googleドキュメント
- Googleスプレッドシート
- note
- ペライチ
- Jimdo
- edireco
最もおすすめなのはWordPressです。
WebライターはWordPressで入稿する場合もあるので、基本的な操作方法が分かっていると判断され、クライアントに採用されやすくなります。
月1,000円程度とはいえ、WordPressは公開するためのサーバー代が有料のため、無料で作りたい方には「note」や「ペライチ」などのサービスがおすすめ。
また、パソコン操作に自信の無い方は、GoogleドキュメントやWordでもOKです。
2.複数記事の執筆
サイトを開設したら、好き・得意を活かし記事を執筆します。
複数記事執筆することで、クライアントがライターの実力を判断しやすいです。また、クライアントが求めているジャンルと近い内容なら仕事を受注しやすくなります。
何を書けばいいか迷ってしまう方は、以下のような内容を執筆してみてください。
- 趣味のことについて
- 現在の仕事について
- 過去に一番努力したもの(部活など)
まずは、3記事ほど執筆してみましょう。
3.ポートフォリオ記事を作成する
記事を複数執筆したらポートフォリオページを作成します。
ポートフォリオページには、過去の実績の他に、経歴やスキルなどライターについての情報も記載します。
注意点として、WordPressでポートフォリオを作成する際は必ず、新規投稿でなく固定ページで作成しましょう。
SEOの観点で新規投稿に自己紹介などの記事があるサイトはマイナス評価を受けてしまうためです。
しかし、数記事しか書かれていないサイトでは、SEOで上位表示される可能性は極めて低いので、初めのうちは気にしなくてもOKです。
【例文あり】Webライターのポートフォリオに載せる内容5選
Webライターのポートフォリオには、どのような内容を記載した方が良いのでしょうか?
こちらでは、ポートフォリオに載せるべき内容について、以下5つの項目で解説していきます。
- 自己紹介・経歴
- 実績
- サンプル記事
- 参考単価・対応範囲
- 連絡先
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.自己紹介・経歴
初めに簡単な自己紹介をします。
クライアントにライターの人間性や経歴を簡単に知ってもらう目的があります。
長文で書いてしまうとクライアントが読みにくいため、以下の内容を簡潔にまとめましょう。
- 名前(実名でもペンネームでも可)
- ライター歴
- 得意ジャンル
- 勤めた会社の経歴
- 職種
- 勤続年数
初めまして。
Webライターの太郎です。東京都在住の20代・男性です。
2020年よりWebライターの活動を始めました。得意ジャンルは、以下の通りです。
・不動産関係
・金融関係
・ペット関係
略歴
学歴
〇〇大学〇〇学部卒業
仕事
大手家電メーカーの営業職5年目
資格
・日商簿記検定2級
・ファイナンシャルプランナー3級
・マイクロソフトオフィススペシャリスト
2.実績
過去に執筆実績のある方は、実績として記載します。
実績を紹介する際も、長文にならずにクライアントが読みやすいように工夫しましょう。
Webライター2年目です。納期は必ず守り、丁寧かつ迅速なコミュニケーションを心がけています。
過去の記事執筆の実績を以下にまとめました。
企業様のメディア
・副業関連
・プログラミング
・金融
個人様のメディア
・キャンプ
・不動産
・転職
その他
・ツイート作成
・Kindle編集補佐
SEOの検索順位1位やブログのPV数など、数字で示せる実績もここで紹介しましょう。
また、未経験で実績がない場合「現在作成中です」と注意書きしたり、そもそも実績の項目を削除したりしておきましょう。
3.サンプル記事
過去の執筆記事やブログ記事のURLまたはファイルを載せます。
クライアントに、文章力を知ってもらうために複数記事載せましょう。また、執筆ジャンルの幅を広げるために、複数ジャンルの掲載がおすすめ。
過去の執筆記事がない場合は、ブログ記事などでも問題ないです。ブログ記事のみの場合は、誰も修正していないため、ライター本来の実力を把握しやすいメリットもあります。
サンプル記事
ジャンル Webライター
・【悲報】駆け出しWebライターは超きつい!辛い時期を乗り越える方法9選を紹介
ジャンル クラウドソーシング
・【完全網羅】クラウドワークスとランサーズを7つの切り口で徹底比較【結論:どっちも登録しよう】
ジャンル クラウドソーシング
4.参考単価・対応範囲
報酬単価を決めます。
ライターは文字単価で決まることが多いため「1文字◯円〜」のように記載しましょう。
また、業務内容に応じて単価の種類を分けてみてください。
対応範囲は、ライターとして行える業務を書きましょう。
報酬単価
・構成をもとにライティング:文字単価1円〜
・画像選定と構成をもとにライティング:文字単価1.5円〜
・構成作成とライティング(画像選定含む):2円〜
対応範囲
・SEOを意識した記事制作
・Webライティング
・WordPress入稿
・構成作成
・KW調査
5.連絡先
クライアントからライターへ直接やりとりできる連絡先を載せます。
クライアントによって連絡手段は違うので、さまざまな連絡手段を登録してみてください。
連絡先
・メールアドレス:〇〇@gmail.com
・チャットワークID:〜〜〜
ブログの場合、お問い合わせフォームを用意しておくと、迷惑メールを防止できるなどのメリットも。
最低でも、メールアドレスとチャットワークIDは登録しましょう。
Webライターポートフォリオを作るときのコツ
採用率が上がるポートフォリオを作るためには、何に気をつければ良いのでしょうか?
こちらでは、ポートフォリオ作成時のコツについて、以下3つの項目で解説していきます。
- 誤字脱字には気をつける
- Webライターとは無関係の経験の記載
- 定期的に更新する
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.誤字脱字には気をつける
ポートフォリオ記事の、誤字脱字には気をつけましょう。
誤字脱字の多いライターは「雑な仕事をする」「信頼できない」という印象を与えてしまい受注率が下がります。
ポートフォリオ作成後は何度も読み直し、誤字脱字を探してみてください。
また、日頃からメールの返信やLINEのメッセージを送る際にも、誤字脱字がない文章を心がけましょう。
2.Webライターとは無関係の経験の記載
ポートフォリオにはWebライターと関係のない経験も記載しましょう。
ライターの執筆ジャンルは無数にあり、経験者を優遇するクライアントも少なくありません。
また、経験のあるジャンルは記事内容が濃くなり継続しやすいメリットもあります。
- ラーメンが好きで毎週、お店を回っています。
- ゴルフのコースへ毎月行っており、ベストスコアが70です。
- 洋服のコーディネートをSNSへ投稿し、フォロワーが1万人います。
など、自分の趣味や好きな分野についてもしっかり記載してみてください。
3.定期的に更新する
ポートフォリオは、定期的に更新しましょう。
ポートフォリオが古い記事ばかりでは、ライターが活動しているかクライアントが不安になり依頼しない可能性が高まります。
定期更新は半年〜1年周期がおすすめです。
また、ライターを継続していけば、執筆記事のクオリティは確実に上がります。
クオリティの高い記事をポートフォリオに載せることで、高単価案件の受注率は確実に高まります。
連絡先の変更など、ライター本人の基本情報も合わせてアップデートしましょう。
Webライターポートフォリオ作成時の注意点
ポートフォリオには気をつけなければいけない注意点が存在します。
こちらでは、ポートフォリオの注意点について、以下3つの項目で解説していきます。
- 個人情報の流出
- クライアントへ納品した記事は無断で使用しない
- 嘘の実績を記載しない
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.個人情報の流出
個人情報の取り扱いには注意が必要です。
人に知られて困る情報やライターに関係のない情報はトラブルを招きます。
Webライターはほとんどの仕事がネットで完結します。そのため、住所を載せる必要はありません。
副業でライターをされている方は、本名を載せると副業ばれのリスクも上がります。
さまざまなトラブル防止のため、ライターとして活動する際には、メールアドレスはプライベートとライター用で分けるのがおすすめ。
ポートフォリオの個人情報は取捨選択し、自己責任で載せましょう。
2.クライアントへ納品した記事は無断で使用しない
ライターとして納品した記事の無断使用は、絶対厳禁です。
無断でポートフォリオとして載せた場合、ライターとして信用が下がるだけでなく、契約違反で訴えられる可能性も。
しかし、クライアントによっては、ポートフォリオとして使っていい場合もあります。
- 業務委託契約
- 秘密保持契約
- 案件募集時の注意事項
これらを確認してみてください。禁止事項だった場合でも、良い関係を築けているクライアントなら、メッセージで確認すると許可が降りることもあります。
ライターが納品した記事はクライアントのものです。ライターとして契約内容の遵守に努めましょう。
3.嘘の実績を記載しない
ポートフォリオを充実させるために、嘘の情報を記載してはいけません。
自分の能力を超えた実績はクライアントとのミスマッチに繋がるのでやめましょう。
特に、始めた当初は記載できる経験が少ないため、実績や可能業務などを改善してしまうライターもいます。
ライターの質は文章力だけでは決まりません。自分自身にとっては大したことがないと思っていても、クライアントには魅力的な場合もあります。
ライターの情報をより詳しく書き、魅力的なポートフォリオを作成しましょう。
ぜひこの記事を参考に、魅力的なWebライターのポートフォリオを作成し、案件に応募してみてください。